リーキーガット症候群の改善期待

リーキーガット症候群とは

リーキーガット症候群とは、英語のリーキー（液体などが漏れる）とガット（腸）で、言葉の通り腸の粘膜に穴が開き菌、ウイルス、たんぱく質が血管内に漏れ出す状態にある腸のことを言います。近年、腸内環境や腸の機能障害が起こることで様々な病気や不調を招くということがわかってきています。

リーキーガット症候群でアレルギーになる？

リーキーガット症候群とは、前述の通り腸の内容物が外に漏れ出てしまう病気です。それにより、未消化のタンパク質などの栄養成分が血中に漏れ出てしまい、アレルギーの症状が出ることがあります。リーキーガット症候群により引き起こされるアレルギーには、「遅延型フードアレルギー」という物があり、これが慢性的に続く体の不調と大きく関係があるのではないか、といわれています。

フードアレルギーというと、卵や乳製品、エビ、カニなどを食べたときにじんましんや異常なかゆみ、呼吸困難などが起こり、反応がすぐに出るようなイメージをもっている方も多いと思います。それに対して、この遅延型フードアレルギーは、その名の通り食べ物を食べてから数日、数週間後に症状が発症します。時間をおいてから症状が出るので、中々気づけないのが特徴です。原因となる食べ物は、卵や乳製品、魚介類などで、即時型アレルギーと同じような物が多いです。

遅延型フードアレルギーの症状は、非常に多岐にわたっています。ここでは、一例をご紹介します。

皮膚への影響

アトピー性皮膚炎、じんましん、血管性のむくみ

耳や鼻への影響

再発性耳炎、耳鳴り、口内炎、メニエール症候群

呼吸器への影響

鼻炎、慢性的な鼻づまり、ぜんそく

消化器への影響

便秘、慢性的な下痢、腸の痛み、逆流性食道炎

メンタルへの影響

慢性的な不安、気分の落ち込み、集中力欠如、不眠

ここに上げた以外にも、慢性的な疲労や偏頭痛、肥満などの症状も出ることがあります。１つの症状だけでなく、複数の症状が出るのも特徴の１つです。特に持病がないけど何かずっと体調が悪い、という人は、もしかしたら遅延型フードアレルギーかもしれません。

遅延型フードアレルギーの多くは腸内環境の乱れに原因があるといわれています。そのため、治療法としては薬などでアレルギーの症状を抑えつつ、生活習慣、食生活を見直して、腸内環境の改善を図っていくことが推奨されています。ボーンブロススープには、コラーゲンやグリシンなど腸内環境を改善する成分が多く含まれています。習慣的に飲んで腸の働きが良くなれば症状の改善も期待できます。